火の見櫓図鑑

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白川町消防団第三分団第二部

火の見櫓

 白川の街中から県道68号を南下し、途中の交差点から黒川方面へ向けて県道70号を進んで300mほどの県道沿いに建つ櫓。屋根は四角形で、頂部には避雷針とS字状の屋根飾り、隅棟には蕨手が設けられている。屋根下中心のスペースにはサイレンが設置されており、半鐘はそのサイレンを支える土台の鋼材に吊るされている。
 見張台は四角形で、高欄は手摺部と下部外縁が等辺山形鋼製、垂直材と水平材が平鋼製。垂直材は下部が雫状にやや下膨れになった形で外側に張り出しているのが特徴的。
脚は四本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼をリング状のバックルで締結したもの。各節の接合は、プレートを用いず水平材、斜材を直接主材にボルト締結している。
梯子は一段で桁内設置。基部は梯子出入口になる面のみハの字型の斜材が設けられており、くの字状に主材との間に補剛が入れられている。

(2018年5月訪問)

屋根 □型
半鐘 あり
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基部

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