JR東海 中央本線多治見駅から東北東へ500mほど線路沿いの市道を進んだ先に建つ櫓。中央本線に沿っているので車窓からも見ることができる。櫓本体は地表ではなく消防団詰所建屋の屋上に建てられている。
屋根は三角形を隅切りした六角形。若干の反りがあり、頂部は平らになっており、先端が四つ叉になった避雷針と風向計を備えている。見張台は屋根同様三角形を隅切りした形状で、高欄は手摺と下部外縁が等辺山形鋼製、水平材と垂直材が平鋼製。垂直材の下部は半円状に外側へ向けて張り出している。手摺部にはホース干し用のフックが取り付けられている。半鐘は設けられておらず、見張台床面にサイレンが設置されている。。
脚は三本で、主材と水平材が等辺山形鋼製、斜材が丸鋼をリング式聴力調整装置で締結したタイプ。各部の接合はプレートにより、主材はリベット締結、水平材はボルト締結、斜材はプレートに穿孔し、そこへ外側から丸鋼を折り込んでいる。
梯子は櫓本体のものは一段で桁外設置。その他に地平部から詰所屋上へ上るための梯子が設けられている。
※既に撤去済みです。
(2018年7月訪問)
屋根 | 6角型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | △型 |
脚 | △型 |