国道19号、JR東海 中央本線・太多線に囲まれたエリアの市道沿いに建つ櫓。屋根は六角形の角を切り欠き9角形になるべきところ、さらに一辺のみ庇のように張り出しがあるため、それを含めると11角形という複雑な形状になっている。頂部にはへの字型の取っ手のようなものが取り付けられている。
見張台は六角形で、高欄は手摺が鋼管製、外縁下部が等辺山形鋼製、垂直材が丸鋼製。手摺部のうち三辺にはホース干し用のL字型フックが設置されている。半鐘は設けられていない。
脚は三本で、主材、水平材が等辺山形鋼製、斜材は丸鋼に枠式ターンバックルを装着したタイプ。各節の接合はプレートにより、主材、水平材とは丸頭ボルトで、斜材は端部に平鋼板を溶接し、それを丸頭ボルトで締結している。
梯子は一段で桁外設置。下端部までの大半に、半円形の転落防止柵が設けられている。基礎は、脚の接合部を覆うようにプレート周辺をコンクリートが覆い、逆T字型のようにやや持ち上げられた形状になっている。
(2018年7月訪問)
屋根 | 11角型 |
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半鐘 | なし |
見張台 | △型 |
脚 | △型 |