JR東日本 東海道本線戸塚駅の南東方向にある舞岡公園の北側入口付近に建つ櫓。屋根は底の深い四角錐形で、頂部には風見鶏と風向計を備えているが、それ以外の装飾的な要素はみられない。半鐘は屋根裏中心部に吊るされている。
見張台は四角形で、高欄は下部外縁に等辺山形鋼が用いられている以外は全て平鋼製。垂直材の間にはX字状の斜材が二組設けられている。
脚は四本で、主材、水平材、斜材いずれも等辺山形鋼製。斜材はX字状に組まれている。各部の接合にはプレートを用いており、いずれも丸頭ボルトで締結されている。
梯子は一段で桁内設置。いたずらでの昇降を防止するためか、梯子は下から二節目の上部までしか設けられておらず、地表からは別途梯子を用意するなどしないとアクセスできない。
基部も構造は他の節と同様に、四面ともに斜材をX字状に組んでいる。基礎部分はコンクリートに埋設されている。
(2019年11月訪問)
屋根 | □型 |
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半鐘 | あり |
見張台 | □型 |
脚 | □型 |