火の見櫓図鑑

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岡山市消防団興除第二分団機庫

火の見櫓

 県道21号の東に並行する市道、興除小中学校、南区役所興除地域センターなど地区の中心施設が集まる一隅に建てられた櫓。
四角屋根に四角形の見張台を組み合わせており、屋根上には避雷針と風向計、微妙なカーブを描き下部端が蕨手の様にカールを描く屋根飾り、軒先にはホース干しの竿と回転灯が設けられておりかなり賑やかな印象。
見張台の欄干は上端と四隅が等辺山形鋼、縦桟は丸鋼製で、逆U字形のものと、唐草状のカーブを描くデザインのものが組み合わせられており凝った造りになっている。一隅にはテレビの共同アンテナと思われるアンテナが設けられている。
脚は四本で主材と水平材は等辺山形鋼を用いており、斜材は一節ごとに平鋼をX字状に組んで交点をリベット留めしたものと丸鋼をリング状のバックルで締結したものが交互に使われている。
基部下から二節目は水平材の中間に補強材が入り、丸鋼+リング状のバックルを二つ組み合わせて強度を増している。基部の斜材はアーチ状。

(2014年11月訪問)

屋根 □型
半鐘 なし
見張台 □型
□型

全景 見張台 屋根 見張台高欄 脚部 基礎

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