Gallery M
里山にも、雪の季節が訪れた。
灯篭も、薄っすら雪化粧。
誰が奉納したのか、小さな門松が新たな年の幕開けを祝っていた。
大正池も、雪野原へと姿を変えた。
寒風は、容赦なく朽木に吹き付ける。
肌を刺す様な冷たさの清水が、岩肌を滑り落ちて行く。
しかし春はひっそりと、目覚めの時を待っていた。