撮影日:2022(令和4)年8月28日
長野県上田市真田にある火の見櫓が解体されるにあたり、地元自治会が長年町を見守ってきた火の見櫓に感謝の意を込めてライトアップが行われる、というニュースを目にしました。
まずは日中の様子です。器具庫の上に火の見櫓が載った形状になっています。高さは15~16mほどでしょうか。1961(昭和36)年の建造とのことです*
器具庫内では展示が行われているとのことでしたが、シャッターは下りていました。恐らくライトアップ時に公開されるものと思います。
詰所壁面の掲示板には、「今までありがとう」という地元児童による感謝の言葉が掲げられていました。周囲を彩る花飾りも、地元児童6名による手づくりとの事でした。*
夜に改めて訪問すると、既にライトアップされた火の見櫓が夜の町に煌々と輝いていました。
器具庫も開放されており、中に入ると火の見櫓にまつわる様々なパネルが展示されていました。こちらは児童たちが描いた火の見櫓スケッチの一部です。
真田・傍陽地区にある、他の火の見櫓についても、それぞれ写真を掲示して紹介されていました。
火の見櫓建造時の写真や川内火の見櫓の前での記念撮影などの古写真も掲示されています。
上田市による火の見櫓の図面コピーも掲示されていました。これによると、火の見櫓の寸法は、器具庫高さが3.285m、全高が16.000mとのことでした。
8月も下旬に入り、夜は肌寒さを感じされる機構ではありましたが、チカチカと輝く火の見櫓にしばし見惚れて眺めていました。
最後に、短い時間ではありますが動画で輝く火の見櫓をご覧ください。
なお、ライトアップはすでに終了しており、火の見櫓は2022(令和4)年9月中旬には撤去されます。
今回のレポートにあたり、最後の機会にライトアップでの見送りを実行された戸沢自治会関係者の皆さまには、この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。
* 出典:信濃毎日新聞「火の見やぐらに花道を 上田市真田町で取り壊し前に計画」 2022年8月10日付記事より