Gallery M

Home Gallery Fungi Remains Forest Tools Link
Home > 愛すべき道具たち > EOS-1Ds

Canon EOS-1Ds 

 ついに買ってしまった、という感じである。言わずと知れたキヤノンデジタル一眼レフの最高峰、EOS-1Ds。後継モデルが出たとはいえ、まだまだそのスペックはなんら見劣りする所はない。

 D30からスタートしたデジタル一眼だが、画角が1.6倍になってしまうのがどうしても我慢できなかった。確かに最近は、デジタル対応を謳った超広角のズームレンズなどもリリースされてはいるが、裏を返せばそうしたレンズはデジタルでしか性能を発揮しない訳だし、なにより純正のデジタル用広角ズームはマウントが若干異なるのでD60には使えないのだ。

 使うカメラが限定されるレンズというのは運用しにくいものだ。それによって旅に携行するシステム全体にまで影響を及ぼす訳だし。それに、建築物写真でアオリレンズを使おうと思った場合、TS-Eレンズは広角24mmなので1.6倍デジでは35mmフルサイズ換算38.4mmと非常に使いづらい。

 そうするともう、結論としては銀塩に戻るかフルサイズのデジタル一眼を買うしかないのだ。そんな悩みを漠然と抱えていた折も折り、都内の某カメラ店で型落ち新品のEOS-1Dsが市価の半値近いプライスで売りに出されていた。これはもう買いだ。

 半値近いとは言っても、このカメラはもともと大手量販店では平気で90万円なんていう価格で店頭に並んでいた商品だ。こんなに高い機材を買ったのは生まれて初めてなので、怖気付いてメーカーが用意している動産保険にまで入ってしまった。

 これでもう言い訳ができない状況に追い込まれたので、あとは道具に見合う質の写真を撮ることが私に課せられた命題だ。それが一番大変なのだけれど。

Copyright© 2005-2008 HETIMA.NET All Right Reserved.