火の見櫓図鑑

Home > 火の見櫓資料室 > 火の見櫓の立地 > 道路沿い・交差点

Facebook Twitter LINE Pin it

道路沿い・交差点

 火の見櫓の立地として最も一般的といえるのは、集落内の道路沿い、交差点である。災害発生時にはいち早く周囲に伝達する必要があるため、集落内からアクセスしやすい目抜き通り沿いが選ばれるケースが多い。

 このような場所は火の見櫓が立てられる前から、道祖神や祠、常夜灯などがあることが多く、火の見櫓の足元にそれらが安置されている例も多く見られる。

立地例

二宮町消防団第一分団

街道筋の分岐路に立地する例。
国道1号東海道と路地との三叉路に立っており、基礎の部分には道祖神などの石造が多数祀られている。

※既に撤去済みです。

二宮町消防団第一分団のページへ

武川村消防団第二部

街道筋の集落入口に立地する例。
集落を迂回して新道が設けられているため、ちょうどその分岐点に位置している。

武川村消防団第二部のページへ

長野市消防団若穂第二分団第五部詰所

宿場町の中央部に立地する例。
火の見櫓の向かいは谷街道川田宿本陣で、まさに宿場の中心部にあたる場所。

長野市消防団若穂第二分団第五部詰所のページへ

新庄市消防団第十三分団第一部第一班

主要国道沿いに立地する例。
山形県を縦貫する国道13号沿いの非常に交通量の多い場所に立てられている。この周辺の国道13号は、拡幅されているものの元の羽州街道にあたり、古くより往来の多い場所であったと思われる。

通りの向かいには多目的集会センターがあり、集落の中心地区であることがわかる。

新庄市消防団第十三分団第一部第一班のページへ

田代の火の見

古くからの集落内に立地する例。静岡県山間部にある小集落の中心にある辻に立てられている。

現在の県道は集落を迂回するように敷設されているため、集落内の道は昔ながらの狭いままで残っており、界隈は路地が細く入り組んでいる。

※既に撤去済みです。

田代の火の見のページへ

大内宿の火の見

景観保存地区における立地例。
会津西街道の宿場町として重要伝統的建造物群保存地区に指定されている町並みの中心部に立てられている。

大内宿の火の見のページへ